海外

「週刊北原」vol.13 ーバンクーバー最強説ー

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バンクーバー街の様子

米国イリノイ州にあるシカゴ大学で心臓外科医として働いている北原大翔と申します。

この企画は、日本で育ち日本で心臓外科医としての研修を受けた僕が、米国での臨床留学中に経験する医療や教育の違い、心臓外科医として、この1週間に対応した症例、手術室で起こる日本ではありえない出来事などを、真面目かつ可能な限りリアルな形で伝えることを目的としています。

今週の症例数

症例 June
10 11 12 13 14 15 16
Sun. Mon. Tue. Wed. Thu. Fri. Sat.
Robot CABG
ロボット冠動脈手術
  1 学会(ISMICS)のため、
バンクーバー滞在
Aortic
大動脈手術
  1


バンクーバー最強説

ISMICSという心臓の低侵襲手術を中心に話をする学会に参加するため、今週1週間はカナダのバンクーバーに滞在していました。学会では比較的新しい治療法を取り上げており「こんなの実際の臨床で使える日くるの?」といった奇抜なものもあり、とても面白い内容でした。中でも大動脈の自動吻合器は非常にInnovativeな感じでした。

バンクーバーのラーメン

しかしながら今回のバンクーバー滞在で一番驚いたのは、バンクーバーの街のアジアン感の強さです。学会場の近くをはじめとしてダウンタウン周辺には日本食料理屋(エセではない)がたくさんあります。普通に日本の定員さんが働いていて、そこでは寝ぼけていたらここがカナダなのか日本なのかわからないくらい日本感がでていました。ラーメン屋さんもたくさんあり、ほぼ日本と同じ味でした。滞在中ことあるごとに学会場を抜け出してラーメンを食べていました。おそらく3ヶ月分くらいのラーメンを食べたと思います。

また、ロブソン通りというところには日本のお菓子をたくさん売ってる店だったり、おしゃれで美味しいケーキを提供するカフェや居酒屋など、なんでも揃っていました。シカゴの町で特に困ることなく生活していましたが、バンクーバーでの留学は夢のような生活なんだろうなと思いました。


今週のトピックランキング身近に起きた出来事をランキング形式でお伝えします。

バンクーバーで働く開発女子との出会い

バンクーバーに行く直前、日本から学会に参加しにくる先輩から「バンクーバーで一緒に食事してくれる女子を探しておけ」という命令を下されました。毎度のことながら無茶ぶりをしてくるなと思いつつ、これも自らを成長させる課題であり過程の一つであると考え、若手心臓外科医の会のブログにて募集をかけたところ、もちろん返事は誰からもきませんでした。諦めかけていたところ、その先輩やシカゴ大学の上司から「行動がパッシブすぎる、もっとアクティブに働きかけるべきだ」との助言をいただき、ウェブなどで連絡先を見つけこちらから直接連絡してみる、というアクティブな方針に変更したところ、奇跡的にそれに応じてくれた女子がいました。

平塚さんとのツーショット

平塚みちかさんというバンクーバーで開発者として働きながら大学に通っている女子で、大学卒業後はそのままバンクーバーに残って仕事を続けるみたいなことを言っていました。僕がイメージしていたバンクーバーで働く開発者というものを、いい意味で裏切ってくれる綺麗な方でした。彼女がどうしてバンクーバーに来たのか、開発者というのはどういう仕事なのかなど色々なことを話してくれました。普段は「え、そうなん?」「なんすか、それー」とか言い続けていればなんとかなるようなくだらない会話しかしていないため、新しい情報や中身がしっかり詰まった話をしてくれる平塚さんに対して、開始15分くらいで「そうですか、大変ですね」と、特に大変でもない話に対してもそんな返答の繰り返ししかできなくなっていました。そんな色々な意味で乏しい僕に対しても、「え、ちゃんと人の話聞いてます?理解してます?バカなんですか?」などといった厳しい罵声を浴びせることなく、懸命に色々な話をし続けてくれました。やはり全く知らない世界で頑張っている人の話を聞くのは楽しいな、と思いました。

バンクーバーで自転車盗まれる

自転車が盗まれた後

バンクーバーのスタンリー公園にあるトーテムポールが有名と聞いていたので、途中学会をさぼって見に行こうと試みました。ところが、スタンリー公園が広すぎたためトーテムポールまでたどり着くことができずに終わりました。後日レンタル自転車(観光者向けのサイクリングが盛んで、いたるところに自転車レンタル屋さんがある)で行こうと思い、ホテルで自転車を借りたのですが、借りて5分も経たないうちに盗まれてしまいました。鍵をしていたのですが、サドルのところにだけかかるようにしていたため、盗む方からしたら非常に簡単に外すことができたのだと思います。Take Home Messageは「鍵は車輪か本体のがっちりしたところにつける」ということです。

自転車の請求書

ちなみに、盗まれたことをホテルに報告すると「こういうことはある一定の確率でおこるので、しょうがないですよ」と優しく言ってくれました。よかったと思っていましたが、後日「残念ながら見つからなかったので500ドル払ってください」と普通に厳しい連絡がきました。まぁ、当たり前ですけど。幸い学会からポスターセッションの賞金をもらっておりそれが500ドルであったため綺麗に相殺されました。


シカゴ大学ロボットチーム女子達とのディナー

シカゴ大学女子との食事会

バンクーバーでの学会にはシカゴ大学からロボ外科医、僕、それにロボット手術をサポートする女子のマッケンジーとブルックが参加していました。マッケンジーは手術室PA(手術の助手)でロボット手術のほぼ全ての手伝いをしており、その道のエキスパートです。ブルックは病棟やクリニックでロボット手術を受ける患者の術前後の管理をする仕事をしています。学会中にその二人と一緒にご飯に行く機会がありました。色々な話を聞くことができましたが、その中でも同僚フェローや同僚PAの話になった時にやたらと「あのフェローはカーキーだから」、「あのPAはカーキーだから」というようなことを言っていました。後でカーキーがどういう意味か調べてみると生意気とか調子に乗ってる、という意味でした。女子って怖いな、と思いました。

北原 大翔

1983年東京生まれ。2008年慶應義塾大学医学部卒業。モテるために心臓外科になりアメリカ留学を目指し、2016年より単身渡米。現在イリノイ州にあるシカゴ大学で心臓胸部外科医として働く。独身彼女なし。NPO法人 Team WADA(医師の海外留学情報を発信する団体)で留学ブログを担当。

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